アメリカのYouTuberアリ・アブダールさんが「ブログを書くだけで億万長者になる方法」という動画で一冊の本が紹介されました。
その本のタイトルは「Show Your Work!(クリエイティブを共有!)」です。
アリさんは元々医者でしたが、現在はインフルエンサーとして独立しており、自身はこの本をきっかけにブログを始めたと語っています。また、この本が人生を変えたとも言っているのでかなり気になりました。
実際に調べてみると和訳版も販売されていたので、早速手に取って読んでみました!
単刀直入に申しますと、この本は次のような方々におすすめです!
- ブログを始めることに興味がある人
- ブログをすでにしているけど、うまくいってない人
- ブログを始める勇気が出ない人
- ブログの価値がよくわからない人
- ブログで稼ぎたい人
ということで今回の記事では「Show Your Work!(クリエイティブを共有!)」で学んだこと、腑に落ちた点などをわかりやすくまとめてみました。
目次
①天才である必要なんてない
作品を共有する最高の方法は、「自分の学びたいことは何か」と考え、みんなの前で学習すると誓うこと。それが第一歩だ。
P.27
クレオン氏はインターネットに情報発信をするタイミングはプロになってからではなく、アマチュアの時からというメッセージを何度も発している。
「アマチュア精神を持ち続け、不確実性や未知のものを受け入れることが何より大切だ。」
実際に学生時代の文化祭などで誰もが企画の素人だけど、ぶっ飛んだ発想を組み合わせた結果おもしろい催し物ができあがった、なんていう経験はだれにでも一度はあるはず。
好奇心に従って、勉強して、勉強したことを共有してみよう。
②成果ではなくプロセスで考えよう
共有するかどうかはともかく、仕事をしながら君のプロセスを文章や動画として記録することは、それなりの価値がある。自分の仕事がより鮮明に見えてくるし、前進している気分になる。そして、いざ共有する準備が整ったとき、ありあまる素材の中から選べるわけだ。
P.51
プロセスの間に記録した内容は様々なものを指す。
その具体例の一部を次にまとめました。
[box03 title=”プロセスの記録(P.50)”]
調べ物・参考文献・図面・計画or設計図・スケッチ・インタビュー・音声・写真・動画・コルクボード・日誌・見取り図・下書き・原稿・プロトタイプ・デモ版・見本・図表・メモ・インスピレーション・スクラップブック・物語・コレクションetc[/box03]
③毎日ちょっとずつ共有
今から10年以上も前、僕はインターネット上に小さな土地を買い、austinkleon.comというドメイン名を購入した。…ようやくブログのインストール方法を覚えた。それがターニングポイントだった。…短いブログ記事1つでは何の価値もないけれど、10年間をかけて1000件のブログ記事を発表していれば、いつしかライフワークへと変わる。…僕の仕事人生の中で起きたすばらしい出来事はみな、元をたどれば僕のブログに行き着く。
P.74
毎日投稿はブログじゃなくてもいい。SNSは手軽だし毎日の情報共有に最適!実際に全てを使う必要はなく、自分の活動に向いてるプラットフォームのみを選ぶ。
[box05 title=”媒体の選び方(P.59)”]
- 映像関係…YouTube、Vimeo、TikTok
- ビジネスマン…LinkedIn
- 作家…Twitter、Facebook
- ビジュアルアーティスト…Tumblr、Instagram、Facebook[/box05]
上の例は時代の移り変わりで変わるもの。著書クレオン氏は、新しいプラットフォームを積極的に試し、面白い使い道がないか確かめることが大事だといいます。いい使い道が見つからなければ遠慮なくやめましょう。
毎日ちょっとずつ共有する時のポイント↓
- 完璧なものだけを投稿しようと思わなくていい(P.60)
- 時間が足りないなんて言い訳は禁物(P.62)
- できるだけ長く続け、メンテナンスし、少しずつ変えていく(P.77)
④好奇心の棚を開け放とう
クレオン氏は、知識を貯め込まないで「ヴンガーカンマー(別名:驚異の部屋)」のように自分のセンスや惹かれる物をどんどんインターネットに公開することを勧めています。
「ヴンガーカンマー」とは16世紀のヨーロッパで流行したコレクション部屋のこと。
自分が惹かれるものを集めてきてヴンダーカンマーと呼ばれる部屋に飾ります。
ヴンダーカンマー(ブログ)を勧める理由として、クレオン氏はこう言います。
「自分自身を形づくるのは、自分のセンスであり、そのセンスは自分が好きなものや惹かれるものによって影響されている。…つまり自分が影響を受けた人物やモノはどれも共有する価値がある。自分がだれなのか、どんなことをしているのかをみんなに知ってもらうのに役立つからだ。」
P.83〜85
自分のセンスを知ってもらうのに、自分の作品を見せるだけでは十分に伝わらないことがある。次のリストについて見せることは自分をより理解してもらうのに役立つ!
[box03 title=”公開すべきもの(P.84)”]
- 君はどこからインスピレーションを得ているのか?
- どんなことで頭がいっぱいなのか?
- 何を読むのか?
- 何か購読しているものはあるか?
- インターネットでよく訪れるサイトは?
- よく聴く音楽は?
- よく観る映画は?
- 芸術鑑賞は好きか?
- 集めているものは?
- スクラップブックの中身は?
- デスクの上のコルクボードに何を留めているか?
- 冷蔵庫に何を貼っているか?
- 君の大好きな作品を作ったのは?
- 君がいつもアイデアを盗んでいる相手は?
- 君のヒーローは?
- オンラインでフォローしている相手は?
- 君と同じ分野で尊敬する人物は?[/box03]
そうすると自分と同じ趣味を持つ人とつながりを築くことができる。
これらを語る時のポイントは次の3つ!
- 無理に流行に乗ろうとしない!
- おしゃれなフリをしたりしない!
- 自分の好きなものをありのままに正直に語る!
これが同じ興味を持つ人と繋がる最大のコツ!(P.91)
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引用:17世紀初めナポリのフェッランテ・インペラートの「驚異の部屋」
⑤物語の腕を磨こう
そのものに対する評価、つまりどれくらい好きになるk、価値があると思うかは、その伝え方によって大きく影響を受けるのです
P.99
クレオン氏いわく「作品は語る」はウソだそうです。
例えば、オリバを見た時、あなたはどんな印象を受けますか?
「筋肉ふと!」「つよそう…」「ここまで行くと気持ち悪い」などなどあるかと思います。
しかし、オリバのバックグラウンドである『恋人は病気で巨漢となってしまった。自分では動くことができない。そんな寝たきりの恋人を介護できるように体を鍛えた』という風に書かれていたらどうでしょうか。
「恋人想いの人なんだな」「よっぽど愛しているんだな」という印象に変わると思います。
物語1つで受ける印象が全然違います。
「物語を伝えるのは苦手です」という人には次のいくつかのテンプレートを使ってみてほしい。
[box05 title=”Pixarエマ・コーツのおとぎ話の基本的構成”]
自分の好きな物語を選ぶ、虫食い部分を埋めるとうまくいく(はず)!
あるところに、__がいました(ありました)。毎日、__。ある日、__。その結果、__。その結果、__。そしてとうとう、__とさ。(P.106)
[/box05]
[box05 title=”小説家ジョン・ガードナーの物語の構成”]
◆登場人物が何かを欲しくなる
↓
◆周囲の反対(と自分自身の迷い)を押し切って追い求める
↓
◆そして、勝ち、負け、引き分けのいずれかに終わる(P.107)[/box05]
[box05 title=”著者クレオン氏のセールスピッチの構成”]
【第一幕:今までの歩み】
⑴何がほしいのか
⑵どうしてそれが欲しくなったのか
⑶それを手に入れるために何をしてきたのか
【第二幕:仕事の現状】
⑴今までどのように苦労してきたか
⑵君の持つ資源がなぜほとんど底をついてしまったのか
【第三幕:君の向かっている行き先】
⑴セールスピッチの相手は、その目的地に到達するために、どんな助けができるのか(P.109)[/box05]
[box05 title=”ダン・ハーモンのテンプレ”]
- 主人公は不自由ない暮らしを送っている
- でも何かが欲しくなる
- 未知の状況に飛び込む
- 状況に適応する
- 欲しかったものを手に入れる
- その大きな代償を払わされる
- 慣れ親しんだ日常に戻る
- 生まれ変わる(P.105)[/box05]
自伝というものは、みっともない内容が明かされていて初めて信用できるのだ(P.116)
by ジョージ・オーウェル
⑥知っていることを教えよう
情報には価値がある。特に価値があるのは自分の学んだこと。
何かを学んだら、誰かに教えよう!
- 読書リストを共有する
- 役立つ参考資料を共有する
- 写真、文章、動画を使って、何かのレッスンを制作し共有する
- 自分の作業工程を順を追って公開する(P.125)
⑦スパム人間にはなるな
クレオン氏の言葉を借りると、スパム人間とは「当然の対価を払おうともせず、その場ですぐに分前をもらおうとする。他人の考えを聞こうともせず、自分の話ばかりしようとする。他人の演劇を見に行こうともしない。」
つまり、自己中で他人に無関心になるな!ということです。
スパム人間になってしまうとオンラインの友達を作れなくなってしまいます。
クレオン氏は「オンラインの友人ほど尊い存在はない」と言っています。
スパム人間にならないために次の考え方が大事です。
人脈づくりばかりに時間と労力を無駄にしている人が多すぎる。
「物事の腕を磨くことこそ、影響力や人脈を手に入れる唯一の方法なんだ」(P.139)
ナックルボール仲間をみつける。
ナックルボールとは投げた本人さえどこに飛んでいくかわからないボール。
自分の作品を世にさらせば、本人すら想像もつかなかったような仲間たちと出会えるだろう。(P.147
⑧パンチの受け止め方を覚えよう
「誰かがあなたの居間でうんちをしたら、そのままにしておかないでしょう?」
P.165
クレオン氏いわく、アンチコメントや荒らしに対しては積極的にブロックやコメント削除をすべきだと言います。
⑨裏切ったっていい
クレオン氏のいう「裏切る」とは野心を持つと周囲から「裏切り者」呼ばわりされることがある。裏切り者になってもいい。成功を夢見てもいい、ということ。
お金儲けのために映画を作るのではない。もっと映画を作るためにお金を儲けるのだ。
ウォルト・ディズニー(P.180)
こういったインターネットビジネスで成功する一番いい方法はメーリングリストだそうだ。そのビジネスモデルはとてもシンプル。
- サイト上ですばらしいモノをタダで配る
- 代わりにメルマガに登録してもらってメールアドレスを収集する
- 目玉商品が完成したら、メールを送って告知する(P.178)
⑩とにかく続けよう
クレオン氏は、自分の仕事をとにかく続けるようにといいますが、それは一つのことを永遠に続けろと言っている訳ではありません。彼のいう続けるは挑戦を止めるなということです。
ある程度自分が育ててきたプロジェクトをこなしていくとマンネリにぶち当たると思います。そうしたらそれは破壊と再生が必要かも。
僕はこれまでやってきたすべてのものを、いわばめちゃめちゃに破壊して、一から作り直したいんだ。といっても、すべてを悟ってしまったからじゃない。悟ることなどできないと悟ったからだ。だから、すべてを壊して、もういちどやり直したいんだ。
映画監督スティーブン・ソダーバーグ(P.207)
クレオン氏は言います、過去の実績をすべてチャラにはできない、本当の意味でやり直すことはできない。だから「やり直す」のではなく、「もう一度始める」と考えるんだ。
つまり、第1章に戻るのですが、アマチュアに戻るということです。新しく学ぶ物事を探し、学びたいものが見つかったら、みんなの前でひたすら学ぶ!その進歩をドキュメンタリーにまとめ、共有しよう。(P.207)
まとめ
今回ご紹介した「Show Your Work!(クリエイティブを共有!)」には、自分の作り上げることを世界に示すことで得られる恩恵や方法について語られていました。
大まかな流れとしては…
- 自分の学びたいことを選ぶ
- 学んだことを共有する
- 成功するまで続ける
- 更なる成長のために変化し続ける
本記事で紹介できたのは一部に過ぎないので、もし本書を読んでみたいという方は是非手に取って読んでみてください!


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