[chat face=”IMG_9054.jpg” name=”REI” align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru” ] こんにちは!REIです。 [/chat]
ブルース・リーの娘、シャノン・リーさんによって書かれたブルース・リーの教えがまとめられた著書「友よ、水になれ」の読書感想です。
ブルース・リーについて書かれた本は多々ありますが、家族目線で書かれている文献は極めて珍しいです。
この本は2021年7月21日に和訳版が発売されました。
ブルース・リーは俳優、格闘家としてよく知られていますが、哲学者という知的側面もあります。
この本にはそんなブルース・リー自身が発言、執筆、体現した古今東西の哲学の教えを娘のシャノンさんが現代人の私生活に置き換えて、わかりやすく解説してくれている本となってます。
「友よ、水になれ」では以下のことを伝えてくれます。
- 人生の目的
- 自分らしく生きる
「友よ、水になれ」がおすすめな人
- ブルース・リーについて知りたい人
- 人生の指南書を探している人
- 人生哲学を学びたい人
目次
感想
Be a practical dreamer backed by action. pic.twitter.com/piJrmc11kO
— Bruce Lee (@brucelee) April 20, 2022
本書に書かれていたエピソードで好きなものが3つありました。
1つめは、シャノン氏が総合格闘の試合を観戦しに行った際に、1人の男性格闘家を「こいつは絶対負けるな」と予言した話です。
シャノンが予言できた理由は、彼が試合開始前に自分がこれからどうやって相手をぶっ倒すか計画を公言していたからだそうです。
シャノン氏いわく、綿密に立てた計画に囚われてしまうと、予測不能が事態が生じた際に体がすぐに反応できず隙が生まれ負けてしまうという事。
ブルース・リーの「水になれ」とは型にはまらず常に臨機応変に対策を取れるようにならないと「負けるぞ」ということを教えてくれます。
[chat face=”974239.jpg” name=”PANDA” align=”right” border=”gray” bg=”gray” style=”maru” ] 物事が計画通りに進むことって、まずないよな [/chat]
2つめは、ブルース氏が自分のミニチュアの墓を設計した話です。最初読んだ時「ミニチュアの墓!?笑」ってなりました。
しかし、このお墓には意味があります。ブルース氏いわく、彼は大人になるに連れて考えが凝り固まり、かつての少年時代のような柔軟な思考ができなくなってることに気づきます。
そこで彼はこれまで自分が築き上げてきた「自分」という存在は一度葬り、水のように柔軟な自分を復活させることを象徴するために、ミニチュアのお墓をわざわざ作ったそうです。
マインドを変えるために、物理的、視覚的な方法で自分を律するあたり、さすがブルース・リーです。
[chat face=”IMG_9054.jpg” name=”REI” align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru” ] ぼくも意識改革の時に過去の自分を葬るため、ツイッターのアカウントを消したことがあるけど、あとになってめちゃくちゃ後悔した。笑 [/chat]
3つめは、ブルースの口癖です。シャノン氏いわく彼はよくこんなことを口にしていたそうです。
「行動に支えられた*現実的な夢追い人であれ。」
*現実的とは「夢は叶うと信じる」の意
「友よ、水になれ」 P. 167
私はこの言葉が大好きです。
これは私個人の解釈ですが、これは「夢を叶えろ!」と言っているのではないと思います。
これは「夢を叶えたら新しい夢を見つけて、常に夢を追っている状態であれ」と言っているように感じます。
水(川)というのは常に流れていて動いているものですから、夢が叶ったら終わりというのは彼らしくありません。
夢の形は常に変化していて、その時々で叶えたい夢は変わっていくと思います。大事なのは、夢を叶えることよりも、夢を持ち、それを追いかけているかにあるんだと思います。
[chat face=”974239.jpg” name=”PANDA” align=”right” border=”gray” bg=”gray” style=”maru” ] よくスポーツ選手が金メダルを取ったら鬱になるって話を聞くけど、わかる気がする… [/chat]
人生に関する名言
“Go toward self-actualization rather than self-image actualization. Search within yourself for honest self-expression.” pic.twitter.com/xKVuh2Q98g
— Bruce Lee (@brucelee) April 16, 2022
本書に書かれている重要なメッセージを3つ厳選しました。
個人的に好きな部分は太文字をつけました。
人生で…大切なのはあなたはどんな生き方をしているか。「体現」という言葉がこれに当たります。考えや訓練、価値、概念を体現するとは、それを自分の生き方に組み込むことです。
ーシャノン・リー P. 47
自己実現とは人生を歩みながら可能な限りのレベルで気持ちを奮い立たせ、自分の最大の可能性の手を伸ばし、外へ向けてそれを表現することです。
ーシャノン・リー P.48
生きるとは創造の中で自由に自分を表現することだ。ブルース・リーが提示できるのはせいぜいよさそうな方向くらいでそれ以上のものではない。あなたはあなたで自由に選び取り、本能の可能性を自由に表現すればいい。私は人生の芸術家になるために日々自分を実現している。自分の可能性を実現し、本当の自分でいられること以外に、人生に何を求めるだろうか。
ーブルース・リー P. 294
武道は一見暴力的で野蛮なイメージを持たれる人もいるかもしれませんが、実は武道からは多くの人生哲学を学ぶことができます。武道家は英語で”Martial Artist”であり、直訳すると「武道を表現する者」となります。
武道では日々の鍛錬によって自らの潜在能力を肉体的、精神的に極限まで伸ばし体現することを目的とします。
ブルース氏は、それを人生に当てはめて生きる目的を「自分の可能性を実現する」こと、と唱えています。
ちなみに、シャノン氏はその感覚を理解できるように、誰でも何かしらの格闘技をやってみることをおすすめすると書いてました。
[chat face=”IMG_9054.jpg” name=”REI” align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru” ] うーん。ジークンドー初めてみようか。笑 [/chat]
[chat face=”974239.jpg” name=”PANDA” align=”right” border=”gray” bg=”gray” style=”maru” ] 単純か! [/chat]
ブルース・リー自身について
On set 🎥 pic.twitter.com/mRp4APh2D0
— Bruce Lee (@brucelee) May 13, 2022
家族の目線から見た知られざるブルース・リーの素顔を、3つにまとめてみました。
ブルース氏が近眼でひょろがりだったのは意外でした。。。
ブルース・リーは…ひどい近眼のうえ身長は平均値で、子どもの頃は病弱の痩せっぽちでした。脚の片方がもう片方より僅かに短く、視力をはじめとする身体的欠如が理由で軍役を免除されています。ブルース・リーが驚異的だったのは、彼のような人間になるためにたゆみない努力をしたからこそです。
ーシャノン・リー P.158
”PATIENCE MY ASS! I’M GONNA KILL SOMETHING!”
「辛抱なんてバカのすることさ。みてろ、おれが何か仕留めてやる。」ーブルース・リーが好んだポスターの言葉 P.165
ブルース・リーは…多くの人を受け入れたおかげで、さまざまな考えや経験、友情や可能性と出会うチャンスを手にした。それが父の世界をより大きく、より興味深いものにしたのです。
アメリカ生まれ、香港育ち、ヨーロッパのクォーター、映画の子役をして、芸術家肌の心の広い人たちと過ごした。
ーシャノン P.310
本書ではブルース氏が「ハリウッドでは中国人すぎ、香港では西洋人すぎ」だと言われてしまい、ブルース氏が馴染める場所は家族以外になかったとシャノン氏によって書かれています。
きっとそういうユニークな環境が彼を「自己実現」に駆り立てたんだと思います。
彼は香港ではクォーターという理由で稽古場から追い出された経験もしています。(当時は純潔の中国人しか中国拳法を教えてもらえなかった。)
そのため、自分が何者かを表現すること、認めてもらう欲求が誰よりも強かったのかと。
したがってブルース氏にとって、武道と俳優はそれを最大限発揮できる場だったので天職だったんだと思います。
まとめ
「友よ、水になれ」を読んでブルース・リーが研究熱心で真面目な行動家という印象を受けました。最後に彼の教えを3つにまとめます。
- 生きるとは創造の中で自由に自分を表現すること。
- 考えるな、感じろ。友よ、水になれ。
- 空の下、天の下にいるぼくらはひとつの家族なんだ。
おまけ(名シーンの解説)
🐉🍿📽 Saturday Night Popcorn: We need emotional content, not anger…now try again, with me.#BruceLee #laostime #itslikeafingerpointingawaytothemoon #heavenlyglory #emotionalcontent #jeetkunedo #jkd pic.twitter.com/KOykV2vI6m
— Bruce Lee (@brucelee) May 7, 2022
私はこのシーンがずっと謎でした。言ってる意味がわからなかったです。
しかし、本書を読んだことによって意味がなんとな〜くわかってきました。笑
このシーンは師匠(ブルー・リー)が弟子にアドバイスをするシーンになります。
ここから学べることはたくさんあります。
「Emotional Content」について
師匠は弟子に、「蹴りを見せない」といいます。弟子は蹴りを披露しますが、師匠に「今のはなんだ?」と言われてしまします。
そこで師匠は「Emotional Content(感情的な物体)」を蹴りなさいと言います。
改めて弟子が蹴りを繰り広げると師匠は「よし!」といいます。
このシーンの意味は、最初の弟子の蹴りは空を蹴っており、目的がなかったそうです。
そこに架空の相手(感情的な物体)を置くことで蹴りに目的が生まれます。
師匠は何をするにしても、目的を持ち、目的を狙ってアクションを起こせと言いたかったのです。
「Don’t Think Feel」について
蹴りを誉めた師匠は「どう感じた?」と聞きます。
それに対して弟子は「うーん、ちょっと考えさせてください…」と返します。
これに対して師匠は「Don’t Think Feel(考えるな、感じろ。)」と答えます。
「考えるな、感じろ」には多くの意味が含まれており、解釈もたくさんできてしまうとシャノン氏はいいます。
そのため、一言で表すのは難しいですが、まとめるなら「脳で考え分析する行為は正しい答えを探す行為であり自分に対して不正直になってしまう(演技している状態)、感じたことは今を生きている状態でそれが最も自然で正直で純粋なものなのだ。
だから、君の正直に感じたことを教えてくれ」となる。
スポーツをしている人はわかるかもしれませんが、頭で「次に右足を出して、腰を捻って…」などと考えるよりも、気持ちいいと感じるような体の動かし方をした方が自然な動きができると思います。
つまり、考えるよりも感じたままのことを表現しろということです。
「It is like a finger pointing away to the moon」について
「うーん、ちょっと考えさせてください…」と返す弟子に対して、師匠は「考えるということは、まるで月を指差す際に、指に集中してしまっている状態のようだ」と指摘します。
意味としては「指」という見えてる部分に囚われてしまい、天という無限の可能性を見えていない状態にあることを言っています。
これもスポーツで例えると「次に右足を出して、腰を捻って…」と目先のことに囚われていてはぎこちなくなってしまい、全身運動やそもそもスポーツ全体の有意義さに気付けなくなる、ということではないでしょうか。
うーん。深いですね。
娘のシャノン・リーさんはポッドキャストもやっているため、興味がある方は以下のリンクから話をきいてみてください!
https://brucelee.com/podcast-blog/2019/1/22/134-dont-think-feel

コメント